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| 線形代数は理工系の学生にとって,必要不可欠な数学である。しかしながら,その概念が抽象的なため,つまづく人も多い。しかし,実際に手を動かしてみると案外理解はしやすい。線形代数には計算の技法として役立つ部分もあるが,本書では(現代の)物理学において重要となる線形代数の基礎的概念を確実に理解することを第一とし,そういう話題に集中している。例題を30問用意し,1日1例題を目標に物理や工学系の,線形代数を基礎から学びたい,および学び直したい学生向けに書かれている。必ずしもやさしい問題ばかりではなく,自力で解けない例題もあるかもしれない。でも,そのときは解答を一行ずつよく読み,自分でも手を動かして,理解を深めてほしい。前半は,今ちょうど線形代数の講義を受けている1,2年生の皆さんが理解を深めるのに(一度学んだ人が整理し直すのにも)役立つ。後半,特に7章以降は量子力学をある程度学んだ人向け。全体を通して,数学としての基礎をしっかり理解した上で,それがどのように力学や量子力学といった物理の問題に応用できるかを習得してほしいと考えており,そのために必要な抽象的・数学的な議論も避けることなく扱っている。
2,200-(税込)
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線形代数 量子力学を中心にして
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