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| 物質の性質や化学変化の研究をするとき,その基礎となるのは分子構造と化学結合論,そして分子構造を知るための実験手段としての分子分光学である.近年,密度汎関数法などの新しい方法が導入され,化学反応ダイナミクスや溶液化学など,量子化学計算の応用分野が広がった.最近の応用分野を考慮した量子化学の解説を世に送り出すことが本書のねらいの一つである.一方,分子分光学は実験原理の部分が近年大きく発展した.現在では,レーザーのコヒーレンスを最大限に利用した,さまざまな非線形分光の手法が広く使われている.非線形分光の原理の解説を含んだ分子分光学の教科書を新しくつくることが本書のもう一つの大きなねらいである.本書が,学部レベルから専門的レベルへ向けて踏み出す最初の一歩をサポートすることを願っている.
4,620-(税込)
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大学院講義物理化学 1 第2版 量子化学と分子分光学
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