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| 平穏のうちに一万年が過ぎて、<br>滅びたはずの創造主とぼくたちは出会った。<br>『わたしたちの怪獣』の久永実木彦が贈る、<br>優しさと痛切さに満ちたデビュー作品<br>第8回創元SF短編賞受賞作を収録<br><br>宇宙空間で物体がワープする際に生じる、空白の七十四秒間。この時間の存在を認識し、襲撃者の手から宇宙船を守ることができるのは、船に乗りこんだ人工知性たちだけだった——ひそやかな願いを抱いた人工知性の、静寂の宇宙空間での死闘を描き、第8回創元SF短編賞を受賞した表題作と、独特の自然にあふれた惑星Hを舞台に、乳白色をした8体のロボットと人類の末裔が織りなす、美しくも苛烈な連作長編「マ・フクロニクル」を収める。<br><br>■目次<br>「七十四秒の旋律と孤独」<br><br>「マ・フ クロニクル」<br> 「一万年の午後」<br> 「口風琴(くちふうきん)」<br> 「恵まれ号 I」<br> 「恵まれ号 II」<br> 「巡礼の終わりに」<br>久永実木彦 東京創元社 2023年12月 ナナジユウヨンビヨウ ノ センリツ ト コドク ヒサナガ ミキヒコ /
946-(税込)
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七十四秒の旋律と孤独 / 久永実木彦
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