|
|
| 本書は、介護は「嫁が世話して当然」の土壌が色濃く残る茨城県下のホームヘルパー30余人に、4年の歳月をかけて密着取材した女性記者のルポルタージュです。 迫りくる高齢社会、その介護最前線の一端を担うホームヘルパー……。家事労働の延長として扱われる現実に向き合いつつ働く、時に燃えつき症候群に陥るヘルパーといつしか喜怒哀楽を共にした女性記者は、多方面から肉薄します。ともすれば、美辞麗句で語られる介護現場には、さまざまな人間模様があります。介護現場での高齢者によるセクハラもそのひとつです。 危険と隣合せの24時間巡回型ヘルパーの現場、ホームヘルパーを利用せずに家族介護を行なう現場、また異なった視点で、18歳で交通事故に遭って頚椎損傷を負った今は亡き広瀬和佳子さんの介護現場から、あるいは、介護現場には欠かせなくなった日系二世が働く老人保健施設の現場からの報告も交えながら、ホームヘルパーの最前線を追います。 「介護されるプロ」を未来へのキーワードとして、著者は本書に並々ならぬ情熱を傾けました。著者と編集者の、原稿をめぐる齟齬も少なからずありました。そして、今、手塩にかけた娘を嫁に出す思いの中にいます。どうぞ、この本が多くの皆様のもとへ、著者の心と共に届きますよう念じています。
1,980-(税込)
詳しくはコチラ
|
茨城のホームヘルパー最前線
| セブンネットショッピング |
|